The discretion of a man deferreth his anger

; and it is his glory to pass over a transgression (Prov. 19:11 KJV) - このブログは基本的に画像処理やRTMなど技術に関することを書き連ねていきます。

研究室の質

そんなに大仰な話ではないんだが、一昨日・昨日とT大院に進学した後輩がうちの大学の彼が卒業した研究室の後輩に卒論を指導しに来ていたらしい。自費を叩いて後輩を指導しに来るのは、ほぼ毎月らしいので、本当にすごいというか、頭が下がる思いである。
別に彼の出身の研究室に院生が居ないわけではないし、院生が全く別な研究をずっとしているという訳でもないらしい。実際、博士後期の学生が居て、博士前期(修士)の学生が居て、それでもなお全くもって彼が来なければ卒論提出になかなか辿りつかない状況だというのだから、一体何がどうなっているのか。
以前、他の教授数人と話した時に、うちの研究室は『いい先輩がいっぱいいていいねぇ』と言われたことがあった。まぁ、自分がいい先輩なのかはとりあえず置いておいて、博士課程2人、修士課程7人。うちの大学では大所帯なのに、何か特別なプロジェクトを抱えているというわけではない、割とまったりした研究室なので、かなりアットホーム的な感じがする研究室かもしれない。いい悪いは別としても、自分も後輩達にモチベーションを与えることを考えていろいろとやっている。結果論として、そこそこ全員がちゃんとある程度自分で論文を整えることができるような状態まで指導出来ているというのがうちの研究室だと思っている。
じゃぁ、一番最初の研究室はどうなんだろうか?と話を聞くと。院生が学生に対してほぼノータッチであるらしい。さらには、教授すらも学生に対してノータッチな上に、教授と一部の院生が対立(学生はある意味で対立する権利もないと思うんだが)していて、話にならないらしい。なんでこういうふうになってしまったんだろうか。
そんな中、本当にT大院に進学した彼は頑張ってるなぁと思う。向こうでもいろいろなプロジェクトに参画して、忙しい中でわざわざ戻ってきて後輩を指導してくれている。こんな話をうちの大学で誰が把握してるんだろうか。