The discretion of a man deferreth his anger

; and it is his glory to pass over a transgression (Prov. 19:11 KJV) - このブログは基本的に画像処理やRTMなど技術に関することを書き連ねていきます。

大学のQuality

いろんな本や記事、Blogエントリ等を見るものの、大学のクオリティに対してって結構意見がマチマチなんですよね。そりゃまぁ、各方面に対しての顔見たいなのがあるからなんだろうと思うんだけども。
そんなこんなで、大学というのが、どれだけの顔(Interface)を持っているかを考えてみると、

  • 人的な関係
    • 受験生に対して
    • 学生が就職する企業に対して
    • 今居る学生に対して
  • 社会的な関係
    • 地域に対して
    • 社会・技術を提供する企業に対して
    • 学術世界に対して
    • 県や国に対して
      • 地方自治体に対して
      • 日本国に対して
      • 外国に対して

と、2つの大枠、7つ程度の中枠な顔があるんだろうと思います。
受験生に対しては言わずもがな。受験生は、『偏差値』を見るわけですね。これに対しては方々で賛否両論あるわけですが、ぶっちゃけ『偏差値』によって日本の大学で入ってくる学生の優劣が決まるわけです。合掌。
学生が就職する企業に対しては、その年その年の卒業生のレベル、つまり、卒業生がどの程度その企業で活躍できるかというのがキーになるわけです。偏差値→企業貢献度みたいなのの、その差を見ると、恐らくは教育力見たいなのに反映されるのでは?と少しか思うわけです。
そして、今居る学生に対して。これは授業評価とかそういうのになるわけですが、もうひとつ重要なのは、『モチベーションの高さ』ではないかと。社会全体が現在モチベーション駄々さがりなのはわかるんですが、いかに学生を鼓舞し、学生がやる気になる教育環境を整えるか、これも大きな評価の1つではないかと。
社会的なところを考えると、こういった人的なことと違って、かなりまた別な評価が上がってくるわけです。
地域に対してとは、当然その大学が為す地域貢献度。建立しただけでも割とあるわけですが、その中でいかに地域とタイアップ出来るかというのも一つ問題ではあります。特に、地域産業の活性化、地域人材の育成、地域社会に対しての意見というものが挙げられます。
社会・技術を提供する企業に対しては、今度は全国的に見てのR&D貢献度というかんじになるでしょうか。産学連携、特に、Computer Scienceは当然情報に対しての基礎的な研究が主なので、これはかなり貢献できるだろうものであります。しかしながら、これも気をつける必要があるのが、『プロジェクトをいくらいくらやったから』というのが指標ではないということです。あくまで、対外企業の評価が主となるでしょう。
学術世界に対しては、論文及び国際会議開催等での実績に挙げられます。これは教授の本業ですから、当然ながら大きい成果が必要であるだろうと思います。有名な教授が居るだけで割と貢献度が大きいと思われるところですが、アカポスに就く人間の育成等もこれに掛かってはきますね。
最後、県や国と言った特定の公共団体に対して。地域・民間に対してとは違い、公に対しての対応です。まぁ…ここが気になるのは日本くらいなもんだと思いますが…。

さて、会津大学なんですが、やはりこの中で評価のいいものと悪いものがハッキリと出ているような気がします。評価のいいものとは、自治体、特に国や外国に対しては非常に良いです。国際連携、プロジェクト、近年は様々なプロジェクトや提携を結んでいるので、この辺りはもしかすると日本トップクラスかもしれません。また、就職企業に対してや、学術世界も割と評価が高いです。これは先輩方や、先生方の頑張りが大きいでしょうか。
対して、めちゃくちゃ低いのが、受験生に対してですね。『偏差値』は今や情報系大学の最低辺に近い状態。テストが少ない等もあるにはあるんですが…人気が無いのは理系離れが進んでいるからというだけではないはず。全国的なアピール度合いが足りないことが問題では?と思います。
また、今居る学生に対しても未だ低い状態かもしれません。いや、かなり頑張っているのかもしれませんが・・・ニーズに合っていないといえばその通りになってしまうかもしれないと。今年から、授業として『キャリアプラン』とかまで含まれるようになったそうで、これからどれだけ良くなっていくか。。。しかし、2ch等で愚痴が多くなっていくのは割とここの評価につながるだけに(あまり大きい声を出す人がいない分)、この辺はシビアかもしれません。

とまぁ、どちらかというと自分の主観で話をしていますが、やっぱり大数のサンプルを集めて、こういった評価を考えるべきかなぁと思います。客観評価を得て、どうするかを考えることこそが、これからの大学の生きる道なのかなぁと思いますが。。。いかがなんでしょうかね。