第2回ドローン展, 国際ドローンシンポジウム
皆さんおはようございます。矢口です。
先々週、先週と、実は別プロジェクトの仕事が非常に嵩んで、ドローン周りに中々いけなかったわけですが…本当にとりあえずレベルで、4/20~22に幕張メッセで行われていたTechno-Frontier2016に行ってまいりました。当然、ドローン、なわけですが、中にはIoTとかも入っていて、非常に面白い展示がたくさんありました。こちらの方はどちらかというと学術ではなくビジネスの展示なので、完成度の高い、もうサービスとして売り物になるものの展示が基本なわけで…。若干嫉妬しながら帰ってきました(滝汗
そりゃ、ビジネスで、飯食う種なんだから、早いのは当たり前なんだろうけど…。ちょっとやりたいことを全部やられちゃってるなぁ…的な雰囲気はどうしようもないですよね(汗
さて、そんな中で、併催イベントとしてやっていた国際ドローンシンポジウム。こちらも2日あったわけですが、どうしても授業などで抜けられなくて、4/21の2セッションを聞いてまいりました。今回聞いたのは、iConstructionに代表される、ドローンを使った測量関係のお話しのセッションと、ドローンでのビジネス実践に対するセッションでした。
印象に残ったのは、画像計測での精度(XYは4cm程度、Zは5cm程度。ただし、かなり厳密なカメラ等の校正が必要: 国土地理院基準)と、長野県警のドローン使用の取り組みでした。特に、長野県警のドローン使用、あの御嶽山でも、担いで持って行って飛ばしてというのは本当に迫力がありますね…。地上から行ってきて火口を撮ってくる、なんていう生ぬるい運用じゃなくて、山頂まで行って飛ばすわけですから…。
そんな中での自分が感じる課題としては、
- 未校正カメラでの精度の良い画像計測 / 搭載レーザーによる稠密な絶対計測
→ オペレーション等の簡略化が必須 - ドローンだけじゃなく、他のロボットも全て含めた自動制御クラウドシステム
→ ドローンの空撮、計測ではやられてるんですが…。 - 真に安定的に自律動作するドローン
→ 噴火口とかのところから飛ばしてもちゃんと飛ぶやつ - ドローンを安全に飛ばすための航空管制
→ ProDroneは割とその辺考えてましたね…。
特に、基礎技術として考えるなら、やはり制御理論と、画像やレーダー点群の高精度なマッチングくらいか…。クラウド技術云々は、基礎技術よりも構築向けっぽいしなぁと…。